餡が命!
ご機嫌麗しゅう、政宗でございます!
さて、本日は和菓子において最も核となる「餡」を取り上げさせていただきます。
餡は色、香り、口溶けが非常に重要であります。
そのためには餡焚きにおける小豆を煮る時間、渋切り、漉し餡であれば裏漉し、砂糖
と焚き合わせる際に煮詰めている餡をどのタイミングで火からおろすのか。
砂糖や水からの水分を飛ばしすぎると餡がパサパサになってしまい、口当たりが悪くな
る。
また、火から下ろすのが早いと砂糖や糖蜜の保水性が発揮されず、日持ちがしづらく
なります。
この餡の仕上がりの重要性を理解しておらず、餡を包む外生地のクオリティに注力してしまい餡そのものを疎かにしている和菓子屋もございます。
次回は餡焚きの際に注意すべきポイント等に焦点を当てていきます。
それでは皆様、ご機嫌よう!!
ご挨拶
ご機嫌麗しゅう、政宗でございます!
皆様のお目にかかるのは初という事で、簡単なご挨拶をさせていただきます。
私は和菓子製造に7年弱携わっておりましたが、諸事情により業界を離れてしまいました。
和菓子作りで得た知識を皆様にお伝えする事で和菓子の歴史、製法、和菓子業界
(洋菓子業界も含まれるかも知れません)を取り巻く状況に興味を持っていただけたらと思っております。
このブログに触れていただいた皆様のデパ地下の和菓子フロアや、ご近所の個人経営の和菓子屋さんに入る切っ掛けにしていただく事であったり、お菓子作りを趣味とされていらっしゃる方々に製菓理論をお伝えする事で更に見た目が美しく、味も美味しくなるお手伝いができたら幸いでございます。